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2019年12月02日

アメ車

アメリカのトランプ大統領が「日本でアメ車が売れていない」とコメントしていますが、これは政治的な駆け引きが含まれており、トヨタやホンダなどの日本車メーカーの工場を誘致し米国内の雇用促進を狙ったものだとしばしば解説されています

日本では本当にアメ車が売れていないのでしょうか。実際の販売状況を調べてみました。

「アメ車」とは「アメリカ車」の略称で、アメリカの自動車メーカーのクルマを指します。かつてはアメリカで生産されたクルマのことを意味していましたが、どのメーカーも世界各地に工場を持つようになり、生産国を基準にカテゴライズするのは無意味と考えられるようになりました。

 その結果、いまではメーカーが本社を置く国が基準となり、アメ車とはシボレー、キャデラックなどのブランドを展開するGM、フォード、クライスラーといったビッグスリーのクルマを指し、電気自動車メーカーのテスラなども含まれます。

 ここ数年の日本におけるアメ車の状況といえば、2011年のダッジに続き、2016年下半期限りでのフォード撤退など、残念なニュースが多い印象です。

 しかし、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した2019年度上半期(2019年4月から10月)の輸入車新規登録台数では、アメ車は約9000台を記録。この数字にはテスラは含まれていないため、実際のアメ車の新規登録は合計1万台近いとされています。

 アメ車は「売れていない」といわれていながらも、アメ車全体では日本で人気のスウェーデン車であるボルボと同じレベルの販売実績を残しているのです。

 こうした状況について、アメ車専門誌の元編集者は次のように説明します。

「このような統計は、新車の販売台数ではなく、あくまでも新規登録台数で、並行輸入車を含んでいます。中古車を輸入して日本で新たにナンバーを付けてもカウントされるので、正規輸入車がほとんどとなるボルボと比べると、新車としてのアメ車はそこまで売れていないと思われます。

 とはいえ、半年間で販売された約9000台のアメ車のうち、数字の約8割が『ジープ』が占めています。ジープは日本へ導入している車種ラインナップやグレードが充実していることもあって、登録のほとんどが正規輸入の新車になります。

 新規登録台数がジープより多いのは、ポルシェを除くドイツ車とボルボだけです。ジープは、プジョーやルノー、アルファロメオなどよりもランキングが上になる人気ブランドなのです」

 1941年に誕生したジープは、アメリカ陸軍の軍用車を開発したことに端を発しています。いまではFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)の傘下となり、SUVに特化したブランドとして知られています。

 現在日本で販売されているモデルは、「ラングラー」「グランドチェロキー」「チェロキー」「レネゲード」「コンパス」で、いずれも四輪駆動車として卓越した走行性能を誇ります。


最近のアメ車はダウンサイジング化が進んでいる?
 ジープを筆頭に、意外と販売台数が多いアメ車ですが、その人気について前出の元編集者は以下のように分析します。

――アメ車の魅力は、どのような点なのでしょうか。

「アメ車は年代やジャンルを問わず、まんべんなく人気があります。旧車系、ちょっと新しめのカスタム系、SUV・ピックアップ系、スポーツカー系の大きく4つに分けられます。

 何といっても存在感のあるスタイリングが人気です。アメ車には、『カッコイイ!』『スゲー!』と思わせる魅力があるのです。

 また、広大なアメリカ大陸を長距離走行するのにも楽な大きさの車体や、排気量の大きさも重要です。『細かいことは良いんだよ』とでもいいたくなる大らかさがあり、多目的に使えることです」

「アメ車」は意外と売れている!? 独自のスタイルを貫くアメ車が人気な理由とは
シボレー「カマロ」
――最近はエコ意識の高まりもあり、ボディサイズも排気量もダウンサイジングする傾向がありますが、大排気量エンジンを搭載するアメ車は時代に逆行しているのでしょうか。

「もちろんアメ車でも、最新モデルはエコ化が進んでいます。ジープ躍進の陰には、コンパクトなモデルや小排気量エンジンの登場があります。

 また、2リッター4気筒ターボのシボレー『カマロ』は、国産のトヨタ『86』と同じ自動車税額でアメリカンスポーツを楽しめると評判です。

 日本の自動車税は排気量が大きくなるほど高額になるので、大排気量エンジンを搭載するアメ車を所有するのはハードルが高いと思われていますが、ダウンサイジングエンジンを搭載したモデルもあるのです」

――コンパクト、あるいは小排気量ではアメ車の魅力と相反するように思えますが、今後の人気はそうした新しいアメ車に移っていくのでしょうか。

「存在感のあるスタイリングや大らかさは変わらずあるので、コンパクトでもアメ車らしさは存分にあると思います。

 それに、昔からV型8気筒エンジンを搭載しているモデルには、いまでもたいていはV8搭載グレードが用意されています。

 カマロにしても、ジープ『グランドチェロキー』にしても、6リッターオーバーのV型8気筒OHVグレードも正規輸入されており、エコというトレンドや近代化を取り入れつつも、流されてしまっているわけではありません。

 これからのことは分かりませんが、現在でもアメ車はまんべんなく人気があります。そして、現状それぞれの人気はそのままに、エコな最新モデルは新しい層を開拓していくだろうと推測されています」

 アメ車は日本で売れていないように思われていますが、メルセデス・ベンツやBMW、フォルクスワーゲン、アウディなどドイツ車が群を抜いているだけで、イギリス車やイタリア車よりもアメ車の販売数の方が多かったりします。

 大きな車体や余裕のある排気量、個性的なスタイリングなど、「自由」や「憧れ」を大切にしていることが、アメ車人気の理由といえそうです
ラベル:アメ車
posted by こばぴ at 10:43| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月22日

MT車を5車種

最新モデルのなかから、MT車を5車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「C-HR」

トヨタ怒涛のMT車ラッシュ! 最新版国産MT車5選
スポーティなSUV「C-HR」にはMTが似合う!?

 トヨタのコンパクトSUV「C-HR」がマイナーチェンジし、2019年10月18日より発売されました。今回のマイナーチェンジで、C-HRの特徴のひとつである外観デザインが変更され、これまで以上にスタイリッシュに変貌しています。

 変更点を挙げると、フロントバンパーのエアインテークを左右に広げてワイドスタンスを強調するとともに、フロントフォグランプをエアインテーク上部に配置。

 上位グレードに装着されるヘッドランプは、上部に長く伸びるLEDクリアランスライトをデイライトとターンランプのダブルファンクションとしました。

 パワートレインは、これまでと同様に1.8リッター直列4気筒ハイブリッドと1.2リッター直列4気筒ガソリンターボですが、今回、1.2リッター車のトランスミッションは、従来のCVTに加え、6速MTが追加されました。

 この6速MTは「iMT」と呼ばれ「カローラスポーツ」から採用されており、変速や発進時のアクセル操作をアシストする新開発のマニュアルトランスミッションです。ドライバーのクラッチ、シフト操作に合わせて、最適なエンジン回転数になるように制御をおこないます。

 ターボエンジンにMT車を設定することで、爽快な走りと自ら操る楽しさを味わえるといいます。

 さらに、今回のマイナーチェンジでは「GRスポーツ」グレードが新設定されました。GRスポーツは、TOYOTA GAZOO Racingが手掛けるスポーツカーシリーズ「GR」において、気軽にスポーツドライブを楽しみたいユーザーに向けたモデルです。

 GRスポーツも、1.8リッターハイブリッドと1.2リッターガソリンターボが用意され、ターボエンジン搭載車は6速MTのみの設定となります。

 C-HRの価格(消費税込、以下同様)は、240万円から299万5000円、GRスポーツは273万2000円から309万5000円です。

くるまのニュース
●トヨタ「ヤリス」

トヨタ怒涛のMT車ラッシュ! 最新版国産MT車5選
「ヴィッツ」シリーズから継承して「ヤリス」もMTをラインナップ

 トヨタは、同社のコンパクトカー「ヴィッツ」を10年ぶりにフルモデルチェンジし、併せて、車名をグローバルで統一する「ヤリス」に変え2019年10月16日に公開しました。

 初代ヴィッツは「スターレット」の後継にあたるクルマとして1999年1月に発売。発売直後から好調な受注状況で、発売から1か月の間に国内受注台数が約2万200台を記録し、1999年の年間販売台数は15万台以上と、コンパクトカー市場で大ヒットを記録します。

 そして、1999-2000日本カー・オブ・ザ・イヤーや、欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、国内外から高い評価を得て、コンパクトカーのベンチマークとなります。

 その後、先代の3代目まで日本ではヴィッツとして販売され、今回、ヤリスに生まれ変わりました。

 パワーユニットは1リッター直列3気筒ガソリン、新開発の1.5リッター直列3気筒ガソリン、この1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの3タイプを用意。1.5リッターガソリンでは6速MT(iMT)が全グレードで選ぶことができます。

 詳細なスペックや価格は未発表ですが、正式発表は2019年12月を予定し、発売は2020年2月中旬と公表されています。

●ダイハツ「コペン GRスポーツ」

トヨタ怒涛のMT車ラッシュ! 最新版国産MT車5選
トヨタとのタッグで実現した「コペン GRスポーツ」

 ダイハツの軽オープンスポーツカー「コペン」に、「GRスポーツ」が追加され、2019年10月15日から発売されました。

 コペン GRスポーツは、2019年1月の東京オートサロン2019に出展された「コペン GRスポーツ コンセプト」を商品化したもので、トヨタのTOYOTA GAZOO Racingがモータースポーツ活動を通じて培ってきたノウハウを共有し、ダイハツが開発をおこないました。

 2014年6月に発売された現行型の2代目コペンには、「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」のデザインが異なる3タイプがラインナップされており、今回発売された「GRスポーツ」は第4のモデルになり、ダイハツだけでなくトヨタからも販売しています。

 外観のデザインは、フロント、リアともにブラックアウトしたライトをブラックのラインでつなぎ、水平基調のデザインを強調。内装は、スポーツカーとして性能を追求した専用アイテムや大人の上質感を演出する専用加飾を採用。

 また、コペン GRスポーツは、アンダーボディに補強材を追加してボディのねじれ剛性を高め、スプリングとショックアブソーバーの最適化とあわせ、安定感あるフラットな乗り心地を実現しています。

 搭載されるエンジンは64馬力を発揮する直列3気筒ターボで、スペックに変更はなく、組み合わされるトランスミッションはCVTと5速MTとなっています。

 コペン GRスポーツの価格は、CVT車が238万円、5速MT車が243万5000円です。

●トヨタ「カローラ/カローラツーリング」

トヨタ怒涛のMT車ラッシュ! 最新版国産MT車5選
日本が世界に誇るベーシックカー「カローラ」も伝統的にMTが用意されている

 トヨタは、「カローラ」シリーズの新型モデル、セダンタイプ「カローラ」とワゴンタイプ「カローラツーリング」のふたつのモデルを2019年9月17日に発売しました。

 カローラは、1966年に誕生して以来、世界中でヒットしたモデルです。現在は、150以上の国と地域で販売され、販売累計台数4750万台を超えるロングセラーモデルとなっています。

 カローラ/カローラツーリングは、先行して欧州で販売されたモデルとベースは同じながら、国内専用設計のボディとなり、ボディサイズは全長4495mm×全幅1745mm×全高1435mmと全長と全幅を抑え、日本の道路環境での取り回しの良さを追求しています。

 パワートレインは、1.8リッター直列4気筒ガソリンエンジンと、同エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド、そして1.2リッター直列4気筒ガソリンターボエンジンをラインナップ。

 カローラ/カローラツーリングともに、1.2リッターモデルは6速MT(iMT)のみの設定で、価格はカローラW×Bが231万5500円から、カローラツーリングW×Bが236万5000円からです。

 なお、従来モデルの「カローラアクシオ/カローラフィールダー」も併売されており、それぞれ5速MTがあります。

●マツダ「CX-30」

トヨタ怒涛のMT車ラッシュ! 最新版国産MT車5選
新型SUVの「CX-30」はガソリン車すべてでMTを選ぶことができる

 2019年5月にデビューした「マツダ3」に続く新世代商品の第2弾となるSUV「CX-30」が、2019年9月20日に発表され、同日より予約受注が開始されました。

 外観のデザインは、マツダのデザインコンセプトである「魂動デザイン」を用い、書道の筆づかいの動きをモチーフにしたといいます。

 フロントフェンダーからリアタイヤにつながるスピード感のある弧を描いたデザインが、光の動きを表現し、滑らかで伸びやかな曲面によるボディの美しさを強調しています。

 内装は、シックなリッチブラン内装と、モダンなネイビーブルー内装を設定し、落ち着きのある室内空間を実現しています。

 ボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmで「CX-3」と「CX-5」の間に位置し、市街地や縦列駐車などでも取り回しが良く、立体駐車場も使えるサイズとしています。

 パワートレインは、2リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「スカイアクティブG 2.0」、1.8リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジン「スカイアクティブD 1.8」に加え、2リッター新世代ガソリンエンジン「スカイアクティブX 2.0」の3機種を設定。

「スカイアクティブX 2.0」は、マツダ独自の燃焼方式「SPCCI(Spark Controlled Compression Ignition:火花点火制御圧縮着火)」を実用化した、世界初の内燃機関です。

 トランスミッションは、ガソリン車全グレードで6速ATと6速MTが選べ、ディーゼル車では6速ATのみとなっています。

 新型CX-30の価格は、239万2500円から371万3600円です。発売は「スカイアクティブG 2.0」および「スカイアクティブD 1.8」は2019年10月24日から、「スカイアクティブX 2.0」は2020年1月以降の予定です。

※ ※ ※

 冒頭にあるとおり、日本でMT車の販売比率は極わずかです。しかし、車種によってはMT比率がとても高いモデルがあります。

 たとえば、ホンダ「シビック ハッチバック」の場合、MT比率は約30%となっており、ほとんどのユーザーは競合車が存在しない指名買いだといいます。

 もはやニッチなMT車ですが今回のようにトヨタが車種を拡大するなど、メーカーはまだまだ存在価値を見出そうとしているようです。
ラベル:MT車を5車種
posted by こばぴ at 09:06| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月22日

タイヤって何年何キロまで使えるの

お盆のレジャーや正月の里帰りなど、久々に長距離ドライブをしようとしたとき、普段乗らない人ほど気になるのがタイヤだろう。交換して一、二年は憶えていても、三年も経つといつ換えたか記憶が怪しくなってしまう、ほとんどのオーナーがそんな感じじゃないだろうか

ご存知の人もいると思うが、どのタイヤにも製造時期が表示されている。場所はサイドウォールの内周で、タイヤのどちらかの側に横書きによる表示がある。それは製造番号で、下4桁が製造年週になっているのだ。
たとえば下4桁が2319なら、最初の2桁の23が第23週を指し、次の2桁の19が西暦の2019年を指す。1999年以前だと製造年週は3桁で表示されるのだが、もし3桁だったなら迷わず交換をオススメしたい。

一般的には5年5万キロ以内だが
さて、タイヤの寿命は5年5万キロ、などとよくいわれる。多くのタイヤメーカーは概ね5年をタイヤ交換の目安にしていて、これは「5年は間違いなく使えます」というよりも、「5年も使えたのだから、すみやかにチェックして交換を考えてください」という意味合いが強い。タイヤのゴムそのものの寿命と、タイヤの減り具合を考え合わせた、ギリギリ普通に使える年数が5年ということだろう。
だからタイヤの寿命は、ゴムの劣化とトレッドの摩耗の双方向から判断するべきだ。

タイヤのゴムに関しては、5年目には確実に劣化が進んでいると考えていい。いくつかのタイヤメーカーでは、適正に保管された夏タイヤなら3年は新品の性能をキープできるとしていて、そこから考えると、4年目ぐらいからゴムの劣化が目立ちはじめると思ってよさそうだ。タイヤは、たとえ使わなくてもオイル成分が抜けていったり、紫外線で分解されたりするわけで、使用環境があまり悪ければ、5年かからずに限界まで劣化してしまうこともある。

法律的には整備不良。目で見て確認することが必要
見てチェックできる劣化例としては、ひび割れが分かりやすい。ゴムが劣化するとサイドウォールやトレッド面の溝に、ひびが入ってくるのだ。ちょっとしたひびなら問題ないが、ひびが長く伸び出したり、溝のひびが深くなってきたらほぼ交換時期。トレッドも、摩耗というよりもボロボロと崩れるような感じで減るようになるから、ここまで来れば替え時が判断できるはずだ。

トレッド面の摩耗は、それこそ見れば一発だ。使用限界は法律的にもハッキリしていて、溝の深さが1.6mmになると整備不良で使用禁止となる。

ではどうやって知るかというと、目安にされているのがスリップサインだ。スリップサインは、タイヤの溝の底につけられた高さ1.6mmの出っ張りで、トレッド面が摩耗していくと、最終的にはその出っ張りとトレッド面が面一になる。この状態をスリップサインが出たというわけだ。スリップサインは数か所あって、その場所にはタイヤ側面に△マークがつけられているので、給油の時にでも確認してほしい

偏って擦り減っている状態も危ない
また、特にスポーツカーやチューニングカーにありがちなのがタイヤの偏摩耗、片減りだ。後輪にキツいキャンバーがついているクルマは、ほぼもれなくタイヤに片減り傾向があるとみていい。片減りが酷くなると、トレッド面の摩耗が速くなり、車検一回、1万キロもたずにスリップサインということにもなるので、オーナーはより厳しくチェックすべきだろう。


タイヤは、乗員の快適な移動に欠かせない重要保安部品だ。それだけに決して安い買い物ではないが、それにしても、できるだけ長持ちさせようという考え方には賛成できない。安全に走るために、タイヤは常に一定以上のコンディションをキープするべきだし、コンディションが維持できなくなったら、たとえ軽い財布でもどうにか交換すべきものなのだ。
posted by こばぴ at 15:09| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月31日

レクサス

十年ひと昔というが、レクサスが日本で販売を開始したのは2005年だから約15年になろうとしている。導入当初は想定した販売台数を大きく下回ることもあったが、認知度は年々増しているように感じる

 プレミアムブランドとして、ドイツの御三家、メルセデスベンツ、BMW、アウディに対し真っ向から勝負を挑んでいるが、販売面で成功しているといえるのか?

 本企画では、日本での販売をもとに御堀直嗣氏がレクサスは成功しているのかを考察すると同時に、今後の課題などについても言及する。


2005年に日本で販売を開始した時はGS、IS、SCの3モデルのみのラインナップで、ISが販売の大半を占めていたが、現在では11車種までラインナップを拡大

 レクサスは、1989年に米国で立ち上げられたトヨタの高級車ブランドである。日本の自動車メーカーが、自社名とは別のプレミアムブランドを米国市場で興す取り組みは、1985年にホンダがアキュラではじめた。

 そして、日産自動車も、レクサス同様にインフィニティを立ち上げることになる。それら高級ブランド3社は、米国でそれぞれ成功をおさめたが、国内での展開をはじめたのは、2005年のレクサスのみである。

 それからほぼ15年を経ようとする今日、レクサスの国内浸透度はどうであるのか。

 現在レクサスは国内で11車種を販売する。そのうち、4ドアセダンがLS、GS、IS、ESの4車種で、SUVはRX、LX、NX、UXの4車種、2ドアクーペのRCとLX、そしてハッチバックのCTである。

【日本上陸から約15年】レクサスは日本で成功しているのか?
レクサスの販売台数を大きく引き上げたのがコンパクトSUVのNX。デビュー当初は月販1万台オーバーの実績を残すなどレクサス躍進の要因となった
レクサスの販売台数はメルセデスベンツに匹敵
【レクサスの販売台数】
2015年 4万8237台
2016年 5万2033台
2017年 4万5690台
2018年 5万5021台
2018年(1〜6月累計) 3万906台
2019年(1〜6月累計) 3万1537台

 昨2018年(1〜12月)の販売台数は、各車種の合計で5万5021台だ。この成績がどれほどの水準であるのかを、プレミアムブランドが多い輸入車の販売台数と比較してみる。

 日本自動車輸入組合(JAIA)の統計によれば、2018年度(2018年4月〜2019年3月)の1位はメルセデスベンツで6万6948台、2位はフォルクスワーゲン(VW)で5万2044台、3位にBMWの5万886台とある。

 統計数値の比較が、年(レクサス)と年度(JAIA)と若干異なるため厳密にはいえないが、VWの中心はゴルフなので輸入車の中でも大衆車寄りといえなくはないものの、少なくともBMWより多くの台数をレクサスは販売してきたことになる。

 ちなみに、4位はMINIで2万5794台、5位はアウディで2万3917台であり、レクサスの半分以下の販売台数である。

 こうしてみると、レクサスの国内での販売状況は、輸入車のプレミアムブランドと十分競争力を持ち、そもそも米国でトヨタとは別の高級車ブランドとして生まれた当初の狙いが、国内でも的を射ている様子がうかがえる。

 ホンダのアキュラと日産のインフィニティは、国内での販売動向が見通せないとして導入せずに今日に至るが、15年近くの歳月がかかったとはいえ、国内におけるレクサス販売は、台数という成績の面で成功といえるのではないか。

 さらに、現在輸入車1位のメルセデスベンツは、過去10年において対前年比でプラスの販売成績をおさめ、2010年度と比べて2倍以上の販売台数を残すまでに現在ではなっている。その急成長ぶりは、ことに東京を走るメルセデスベンツの多さからも想像されるほどだ。ところが、2017年度から2018年度へかけて販売台数が落ちている。その数は、約3000台だ。

 これに対し、レクサスは2017年から2018年にかけて9300台以上数を伸ばしており、2年前の2016年の5万2033台から見ても、3000台近い上積みを得ているのである。

 巷に、レクサスがメルセデスベンツの販売を食いはじめているのではないかという声さえある。

 そうした噂が流れるレクサスの強みは、どこにあるのだろう。

レクサス各車種のなかで、多くの台数を販売しているグレードがハイブリッド車(HV)である。4ドアセダンのLS、GS、ISでHVの数がガソリンエンジン車を上回り、ESはHVのみの設定だ。SUVにおいても、RX、NX、UXのそれぞれで、HVの台数が多い。

 HVは環境技術と思われているかもしれないが、トヨタが2代目プリウスからハイブリッド・シナジー・ドライブの言葉を用いだしたように、単に燃費に優れるだけでなく、高級車に欠かせない静粛性や、モーターを併用する滑らかな加速などが、乗り味と価格に見合う価値で、消費者を納得させる性能をもたらしているのであろう。

 また、最新のESやUXは、トヨタのTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)を活用した、レクサス版のGA‐KやGA‐Cプラットフォームを採用したことにより、走行性能だけでなく乗り心地においてもしなやかな上質さを手に入れるようになった。

 それらの乗り味は、ドイツ車とは一線を画し、またフランス車などとも違った雰囲気を備えており、いよいよレクサスらしさというものが成熟しはじめたのではないかと思わせるところがある。

 もちろん造形の面で、たとえば2012年のGSから採用されたスピンドルグリルも、だいぶ目に馴染んできたかもしれない。

 室内の淡く、明るい色合いの採用なども、ドイツ車とは異なり、近年のボルボ人気もそうした室内装飾の持ち味が好まれているともいえる。

 設立された1989年から数えると20年の歳月をかけ、レクサスは地に足の着いた立ち位置を見つけたかにみえる。

【日本上陸から約15年】レクサスは日本で成功しているのか?
2019年の上海ショーでプレミアムミニバンのLM300hを公開。日本での販売は消極的だが、ドイツ御三家にないミニバンのラインナップは需要拡大に効果的かも
富裕層の目は確実にEVに向かっている
 そうしたなかで、販売車種の人気動向をみてみると、やはり近年の傾向としてSUVの台数が圧倒的に多い。5万5021台の半数以上がSUVだ。

 しかしながら、昨今、4ドアセダンが売れないといわれながら、レクサスの4ドアセダンも販売台数の3割を占めている。そしてもっとも高価格帯となるLSが、4ドアセダンの半数以上なのだ。

 世界的に見ても、最上級車種の4ドアセダンがしっかり売れていることが、プレミアムブランドたるゆえんであり、レクサスはそうした位置づけを外していないといえるだろう。

 今後については、メルセデスベンツがいよいよ電気自動車(EV)の導入を日本向けにも始めた。英国のジャガーは、最上級4ドアセダンのXJをEVにすると宣言した。またSUVのI‐PACEはすでに日本導入を初めており、今年の予定台数はすでに受注ずみであるという。

 EVの動向は、まだ確定的でない側面はあるものの、英国の高級車であるベントレー(現在はVW傘下)もEVのコンセプトカーを先日発表したばかりだ。

 これに対し、トヨタは2030年までにはなんだかのEVを投入するだろうと述べるにとどまり、当面は超小型モビリティとしてのEVしか日本では考えていないようだ。

 中国のBYDとの提携など、EV導入に際し不足分に課徴金のかかる市場にはEV導入を進めるトヨタが、果たしてプレミアムブランドとしてのEV化をどう進めるのか、その点はまったく見通せない。

 しかし、テスラの浸透や、ポルシェも来年にはタイカンを日本に導入するなどにより、富裕層の目が次第にEVへ向かっているのも確かである。

 トヨタブランドとしてはともかくも、レクサスはどうするのか。そこが、この先の特に高価格帯の車種における販売動向に影響を及ぼしはじめるのではないだろうか。

 いまの成功も、その将来は見通しにくい状況ではある。
ラベル:レクサス
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2019年07月18日

ビートルの生産が終了

 独フォルクスワーゲン(VW)がメキシコのプエブラ工場で続けていた大衆車ビートルの生産が10日、終了したそうです

80年にわたって世界中の節約志向のドライバーの心をとらえてきた。

 VWの幹部が常々「あり得ないことではない」と言っていたが、現実になった。

 「収入の範囲で生活する」などのキャンペーンも実施された。当時、新車は2000ドル以下、60年代のサブカルチャーの象徴となった。

 ナチスドイツ時代の初代モデル以降、モデルチェンジをしてきた。いわゆる「ニュービートル」が90年代に登場、2012年にはさらにモデルチェンジ。

 VWメキシコのCEO、ステフェン・ライヘ氏は、将来に期待を寄せる。「生産中止となったビートルのために泣いているだけではない。私たちは楽観的だ」と語る。

 ライヘCEOによると、VW社は2020年にプエブラ工場でSUVの生産を開始する予定。
posted by こばぴ at 10:32| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月05日

子供の車内放置

2019年6月27日に、稲沢市(愛知県)で想定外の事故が発生しました。

 愛知県警察本部の発表によると、母親がクルマのエアコンをつけたまま2歳と6歳の子どもを車内に残し、約10分間クルマを離れて戻ってきたところ、3列目にいた6歳の子どもが、2列目シートの背もたれと3列目のシートの間に首が挟まり、意識不明になっていたということです。しかし、一部報道ではシートベルトで首が締めつけられたことが原因とも報じられています。

 親がクルマに子どもを置き去りにしたとき、車内では何が起きていたのでしょうか。

 母親としては、車内の温度が上がることを防ぐためにエンジンをかけたままエアコンをつけた状態にしたものと推測されます。

 2列目シートには2歳の子どももいましたが、その子は無事でした。なお、ドアはロックされた状態だったとのことです。

 どのような車種なのか、いつ頃のモデルなのか、といった情報については一切明らかにされていません。警察の発表で判明しているのは、3列シートを備え、3列目シートの背もたれが前に倒れて、ラゲッジルームがフラットになるタイプのクルマということです。

 6歳の子どもはチャイルドシートに座っていたのか、それともシートベルトだけをしていたのかも公表されていません。また、関係者によると3列目のシートは母親がクルマから離れたときには倒れていなかったということです。

 そうなると、6歳の子が3列目シートの背もたれを前に倒した際に、何らかの理由で首が挟まって抜け出せなくなり、さらに頭を下にした状態で意識を失ったことが考えられます。

 NHKや民放が警察発表に則った報道をするなか、独自取材をおこなった中京テレビは、警察とはかなり異なる内容を報道しました。

 まず、2列目シートの背もたれと3列目シートの間に挟まれたのではなく、実際には3列目のシートベルトが首にかかっていたということです。

 ここから筆者(加藤久美子)は、3列目のシートを前に倒した際に、天井の方向から出ているシートベルトが引っかかり、子どもの首にかかってしまったと推測します。

 また中京テレビは、ベルトが首に巻きつき宙づりのような状態で発見され、顔が紫色になっていたことや、ドアにロックがかかっていて、母親が近くにいた男性に依頼して窓を割り救出したことも報じています。

 母親はカギを持っていたはずですが、おそらく気が動転していたのでしょう。

 実際に救出を手伝った男性もニュースに出ていたので、中京テレビの報道がより深堀りした内容になっていました。

今回の事故では「『わずか』10分離れたすきに」と報道されていたケースが目立ちましたが、10分「も」あれば、命を失う危険はすぐそこです。

 毎年ゴールデンウィークごろから盛んに報道される「車内熱中症」に関しても同様です。

 JAFが実施するユーザーテストでは、エアコンを停止して10分もしないうちに「厳重警戒レベル」となることがわかっています。

 体温調節機能が大人ほど発達していない子どもや、温度に対する感覚が鈍くなる高齢者では、もっと早い段階(7分から8分程度)で命の危険が迫ってきます。

 筆者も昨年実験をしてみましたが、外気温が40度近いときに、エアコンを切ってわずか数分で、日の当たるシートは60度に達しました。

 では「エアコンをつけて車内を涼しくしていれば大丈夫」と、子どもをエアコンのついた車内に残したままクルマから離れた場合、どんなことが起きるでしょうか。

 チャイルドシートで寝ていた子どもが目を覚ましたら、親を探すかもしれません。ほとんどのチャイルドシートはハーネス(シートベルト)が正しく締められておらずユルユルですので、子どもの小さな体はすき間をすり抜けてシートから降りようとします。

 回転式チャイルドシートなどの台座が高いタイプだと、転落する危険もあります。子どもの頭は重たく、比重も大きいので頭から床に落ちて大けがをすることも懸念されます。

 また、運転席に移って、ハンドルを握ったり、動かしたり、いろいろなスイッチ類をいじり始めたりするかもしれません。

 エアコンをつけているということは、一般的にはエンジンもかかっている状態でしょう。最近のクルマには、ボタンひとつでパーキングブレーキを解除できるものもあります。なにかのはずみでクルマが動き出すかもしれません。

 長時間アイドリング状態でかつエアコンONの場合、エアコンが効きづらくなることもあるでしょう。最悪のケースとして、ガソリンが無くなってしまうことも考えられ、エアコンが完全に止まった車内の温度は急上昇していきます。

 また子どもの車内放置は、外からドアが開く状態であれば誘拐や連れ去りのリスクがあります。なかから開く場合は、子どもがひとりで外に出てしまい、交通事故や転落などの危険に晒されることも考えられるでしょう。

 それでは、親はどう対応するのが良いのでしょうか。

 日々の買い物などで駐車するときは、短時間でも子どもをクルマから降ろして一緒に連れていくべきです。

「うちの子、お店の中を走り回るし、大声で騒ぐから…」と気にする人もいます。それでも、気にせず連れてきましょう。子どもの命の方が大切です。

 周囲の人々も、子どもが走り回って騒いでいたとしても、親がそれを注意しているなら、大目に見てあげてください。
posted by こばぴ at 09:46| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月16日

軽自動車はなぜナンバーが運転席側にオフセットして取り付けられているのか


 今の日本には欠かせることのできない存在となった軽自動車。ひと昔の軽自動車は、居住スペースが狭く走りも貧弱で「とりあえず日常のアシになればいい」という位置付けでしたが、近年発売される軽自動車は高級車顔負けの安全装備や快適装備を備え、高速道路でもストレスなく走れるほどに進化しました。

 各メーカーから発売されている軽自動車をよく見てみるとあることに気づきます。それは、「フロントのナンバープレートが車体の真ん中に付いていない」ことです。

 登録車であればほとんどのクルマが車両中心にナンバーを配置していますが、逆に軽自動車ではほとんどの車種が運転席側にオフセットして配置されています。

 一見デザインの問題かと思いがちですが、実はそのほかにも理由があるそうです

「軽自動車はなぜナンバーが運転席側にオフセットして取り付けられているのか」この疑問をホンダ広報部に聞きました。

ーー軽自動車のナンバープレートがオフセットして取り付けられている理由を教えてください

 ナンバープレートは国土交通省の決まりにより、自動車の前面・後面に1枚ずつ上下左右に対して垂直に取り付ける必要がありますが、真ん中という決まりはありません。

 オフセットされている理由としては、ラジエーターに取り入れる冷却風がナンバープレートによって妨げられないようにするためです。

ーー冷却風が妨げられるとどのような問題がありますか

 ラジエーターはエンジンを冷却するためのクーラントを冷やすための装置です。ラジエーターは走行風と冷却用のファンで冷やしていますが、外気温が高い日はファンだけでは十分な効果が得られないので、十分な走行風をラジエーターに当てる必要があります。

 登録車であればボンネット内のスペースが広いのでラジエーターをある程度自由に配置できますが、多くの軽自動車はエンジン・ミッション・補器類を狭いボンネットに全て収める必要があるので、スペースの問題でラジエーターを真ん中より助手席側にオフセットして取り付けています。

 そのため、バンパーの真ん中にナンバープレートを取り付けると走行風がラジエーターにしっかりと当たらず、エンジンを十分に冷却できなくなるおそれがあります。ラジエーターの正面に障害物となるナンバープレートが来ないよう、各クルマのデザインやラジエータ冷却、エンジン吸気、空気抵抗などを考慮しながらナンバー位置を決めています。


 ほとんどの軽自動車が車体中央より運転席にオフセットされたナンバーを持つなか、2019年3月28日に発売された、日産 新型「デイズ」は車体中心にナンバープレートを配置しています。なぜナンバーを車体中心に配置したのかについて、日産の広報部は以下のように話しています。

「軽自動車の枠を超える上質感を目指した新型デイズは、軽自動車特有のオフセットされたナンバー位置ではなく、普通車と同様にセンターに配置するよう開発が進められました。

 ラジエーターの位置は従来の軽自動車と同じく助手席側に配置されていますが、フロントグリルの形状を工夫することで、デザインを損なうことなくラジエーター冷却の課題を解決しています」

※ ※ ※

 軽自動車のナンバープレートが車体中心からオフセットされている理由は、エンジンの冷却性向上と整備性向上が主な理由でしたが、日産 新型デイズのように工夫を施すことによって車体中心に配置することも可能であることが分かりました。

 軽自動車の需要が年々上がっており、より普通車のようなルックスを持つクルマが求められるようになってくると、今後は軽自動車でも車体中心にナンバーが配置されたクルマが増えてくるかもしれません。
posted by こばぴ at 11:35| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月14日

スズキ スイフト リコール

スズキは13日、エアバッグの制御プログラムに不具合があったとして、スイフト5万1817台(2016年12月〜19年1月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出たようです

 国交省によると、後部座席のドアを強く閉めたときに、サイドエアバッグなどが誤って作動することがあるという。
posted by こばぴ at 08:37| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

クルマの数字 ナンバーや免許証に隠された英数字の意味

クルマを持っているひとなら馴染み深い「ナンバープレート」や「免許証」。住所をはじめとした個人情報のほかに、多くの数字やアルファベットが書かれています。目的があって書かれたものであることは推測できますが、いったいどのような意味を表しているのでしょう

 普通のクルマに取り付けられているナンバープレートの正式名称は「自動車登録番号表」です。クルマが保安基準に適合し、国土交通省が管理する自動車登録ファイルに登録されているという証となり、装着されていないと公道を走らせることができません。

 ナンバープレートに表示されている内容は、上段にかかれている「地域名」「分類番号」と、下段の「平仮名等」「一連指定番号」に分けることができます。

「地域名」はクルマを使用する場所を管轄する運輸支局別の地名です。一般的には利用者の住所が用いられます。東京在住の場合は「品川」「練馬」「足立」「八王子」「多摩」の5つと、ご当地ナンバーの「杉並」「世田谷」があり、日本全国では100種類以上も存在します。

 原則は漢字2文字(4文字やひらがななどの例外もあり)で、ローマ字は認めないということですので、この記事の主題となる英数字にはなりません。単純に住所で割り振られているものになります。

「分類番号」はクルマの種別や用途により変わります。
普通貨物自動車は「1」、普通乗合自動車は「2」、普通乗用自動車は「3」、小型貨物自動車は「4」「6」、小型乗用自動車は「5」「7」、特種用途自動車は「8」、大型特殊自動車は「9」です。建設機械に該当する大型特殊自動車は「0」から始まる2ケタから3ケタの番号がついています。

 普通の乗用車の場合、「3ナンバー車」や「5ナンバー車」と呼ばれることがありますが、これは車両サイズとエンジンの排気量の違いによって「普通乗用自動車(3)」と「小型乗用自動車(5)」に分かれているためです。一般的には3ナンバー車のほうが高級なイメージがありますが、これは3ナンバーの車格や排気量が大きいことが理由となっています。

「7」は、以前三輪自動車で使われていたものですが、「5」ナンバーの不足により7ナンバーを割り当てる地区も出ています。2018年より末尾にアルファベッドを使用したナンバープレートも導入されるようになりました。

 下段の「平仮名等」に関して、軽自動車を除く普通車乗用車の場合は事業用車両が「あ」から「え」と「か」から「こ」と「を」、レンタカーが「わ」「れ」、日本国籍のない外国人のクルマが「よ」、それ以外が自家用車となります。

 ただし「お」「ん」「へ」「し」などは誤認防止や発音の問題で使われません。また、軽自動車の場合は「あいうえかきくけこを」も自家用車両で使われます。

 米軍関係者が用いる車両では英数字となり、米軍所有の業務用外車両にあてられる「E」「H」「K」「M」、本国から持ち込んだ軍人の私有車にあてられる「T」、それ以外の軍人私有車にあてられる「Y」などがあります。

 そして一番大きく表示されている4ケタの数字が「一連指定番号」となり、「・・-・1」から「99-99」までの組み合わせで交付されています。「希望ナンバー制度」により、管轄のナンバーセンターに申し込むことで好きな番号をつけることができますが、ゾロ目や語呂合わせ、車名由来の番号、左右対称の「ミラーナンバー」と呼ばれる番号などは人気があるため、毎週1回行われる抽選に当たらないと交付されません。

クルマを運転する際に必要不可欠なのが免許証ですが、こちらにも気になる数字が記載されています。「第○○号」という12ケタの数字と交付年月日の後に付く5ケタの数字は、ただの通し番号と思いきや、しっかりとした理由があるようです。

 12ケタの数字は左2ケタが「公安委員会番号」と呼ばれるもので、初めて免許の交付を受けた公安委員会の番号となっています。北海道が「1・」、東北が「2・」、東京が「3・」、関東甲信越が「4・」、北陸・中部が「5・」、関西が「6・」、中国が「7・」、四国が「8・」、九州・沖縄が「9・」となり、2ケタ目が各地域をあらわしています。

 3、4ケタ目は、免許を取得した西暦の下2ケタです。1999年に免許を取得した場合は「99」となります。

 5ケタ目から10ケタ目までは各都道府県単位で管理を行うための番号で、交付時に機械でランダムに発行されますが、規則性は公表されていません。赤い網掛けがされていますが、網掛け自体は読みやすくするためのもので特別な意味はないようです。

 残りの左から11ケタ目は「チェックディジット」と呼ばれるもので、入力や読み取りの誤りを検出するための数字です。たとえば「10ケタ全体の数字を足して出た数字の下1ケタ」というように、決められた計算式によって記入された数字全体に間違いがないかを判別するために使用されます。

 最後の左12ケタ目は免許証の紛失による再発行回数で、再発行したことがない場合は0になっているはずです。

 一方、交付年月日の後ろに付く5ケタの番号に関しては、免許証の交付ごとに割りふられる照会番号なので、免許証の更新を行なうごとに変わります。更新を行なった免許センターや警察署の識別番号、即日交付か後日交付かによって番号が変わるようです。

 ちなみに免許証の番号から犯罪履歴などがわかるという噂もありますが、番号自体にそのような仕組みはないようです。

 自分の番号にどのような意味があるのがわかると愛着も増すものですが、免許証とナンバープレートのいずれにも情報がぎっしりと詰まっています。紛失や破損はもちろん、安易に人に教えるようなことを控えるなど、扱いには十分注意してください。
posted by こばぴ at 14:45| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月13日

前向き駐車

コンビニやファミレスなどの駐車場でよく見かける、「前向き駐車でお願いします」という看板。「前向き駐車」というのは、道路側・通路側とは反対向きに、クルマの頭から駐車スペースに入れること。こうした但し書きがなければ、多くの人はバックで駐車スペースに入れる人が多いはず。ではなぜ、店舗側はわざわざ「前向き駐車」をお願いするのか。

 だいたい想像はつくとは思うが、近所のコンビニの店長に聞いてみると、「駐車場のお隣が住宅なので、後ろ向きに駐車されるとそちらのお宅に排気ガスが流れてしまい、不快な思いをされるので、お客様には前向き駐車をお願いしています」とのこと。

 また、知人のクルマ好きのラーメン店の店主も、同じように前向き駐車をお願いしているので、その理由を訊いてみると、基本的にはコンビニと同じ事情とのこと。

 さらに、「マフラーの出口が住宅側に向いていると、排気ガスだけではなく、排気音もより大きく聞こえる可能性があるので」ともうひとつ理由を付け加えてくれた。

駐車場で見かける「前向き駐車でお願いします」は何のため? 守らなかったら違反になるのか
道路への出入りがしづらいような駐車場だと、前向き駐車よりバックで駐車するのを望む人が多いのも事実
前向き駐車に法的な拘束力や罰則はない
 なお、「前向き駐車」はあくまで店側の「お願い」で、私有地の駐車場内の駐車方法についての協力要請なので、法的な拘束力や罰則はない。

 とはいえ、店側のお願いを無視して、近所の人とそのお店の関係が悪くなると、お店も商売がやりづらくなり、駐車場や店舗の移転、その他のサービスの低下などにも影響する可能性は否めないので、できるだけ来店者も協力した方が、店のためにもお客自身のためにもいいと思う。

 ただ、駐車スペースが狭く、道路への出入りがしづらいような駐車場だと、前向き駐車よりバックで駐車するのを望む人が多いのも事実。

 駐車スペースが広くなった代わりに、駐車できる台数が減るのも困るし、店舗も近隣も来客者も不満がないカタチは見いだせないかもしれないが、ここは大岡越前に倣って「三方一両損」的な落としどころである、「前向き駐車」に協力するのが、大人の落としどころなのではないだろうか。
ラベル:前向き駐車
posted by こばぴ at 13:26| 自動車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする